大学・社会人野球
2022/03/23 14:18

旭川北稜 旭実イズムでミラクル起こす

全国の舞台でミラクルを起こすぞ! 昨秋の全道大会で準優勝した旭川北稜ナイン

リトルシニア全国選抜野球26日開幕

 旭川北稜は15年ぶりの全国出場。昨秋、コーチから監督に昇格した角井修新監督(44)は、高校時代の1995年に旭実のエースとして夏の甲子園に出場した。当時、同校は春夏通じて初出場で準々決勝に進出し、ミラクル旭実と呼ばれた。

 角井監督は「(元旭実の)込山先生は1死でも走者を送る。うちはそこまでではないですが、しっかりと得点圏に走者を送って点を取りにいく」と、ミラクルイズムを継承して勝利を目指す。

 エースは175センチの右腕・馬場太智(旭永山中2年)だ。昨秋の全道では3試合に先発。準々決勝の釧路戦で完封勝利するなど、防御率は1・98を誇った。決勝の札幌新琴似戦では4回2/3で2失点したが、「コントロール良く、持ち味は出せた。目標は全国制覇」と、確かな手応えと自信を持って大舞台へ挑む。

 打線は指揮官が「ここぞで連打が出る」と、当時の旭実をほうふつとさせる爆発力がある。その中心は4番・西村颯汰(旭北門中2年)。秋は背番号1を背負った最速132キロの本格派で、バットでは15打数7安打4打点を記録。「走者がいない時は長打でチャンスをつくって、走者がいる時は内野の頭を越えたり、外野の間を狙う」と得点源としての活躍を誓う。

 角井監督と現2年生は一緒にチーム入りした、いわば“同期”。チームのモットーは「常に考えて常に全力」。ルーキー監督が初の全国で勝利のタクトを振る。

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