■日本ハム３－６ソフトバンク（２６日、ペイペイドーム）

来日初スタメンで猛打賞

　あいさつ代わりの２打席連発だ！　来日初先発した新外国人のアルカンタラが、２本のソロを含む４打数３安打２打点と暴れまくった。

　試合前練習後にビッグボスから「１番・二塁」での出場を告げられ、「すごくうれしかった」と気合を入れて臨んだ一戦。待望の来日１号は、１点を追う四回に飛び出した。

　先頭で打席に向かった。ここまでチームが無安打に抑え込まれてきた東浜の外角直球を狙い打ち。打球は左翼ホームランテラスに吸い込まれた。指揮官に「グッジョブ」とねぎらわれ、「自分の初ヒットが本塁打になって、すごく興奮した」と笑顔がはじけた。

　続く六回の第３打席は同じく東浜の内角カットボールをすくい上げ、右翼スタンドへ運んだ。「１本目で満足していた。信じられない気持ち」と自身もびっくりの大活躍。八回には右前打を放って猛打賞を記録し、新庄監督は「いやー、すごかったね。（体が）前に突っ込まないし、まだ（日本に）来てそんなにたっていないのに、良く対応していますよ」と手放しで称賛した。

　記念の本塁打ボールは「忘れがたい思い出なので、しっかり持っていたいと思う」と大事にしまった。異国での生活にも「人々のリスペクトするところや食事など、特に日本の文化が気に入っている。新しい文化に触れて、学べるのがすごいうれしい」と問題なく適応している。

　“本物”の予感が漂う優良助っ人が、連敗スタートとなったチームの希望だ。