冬季スポーツ
北京五輪女子カーリング銀 ロコ・ソラーレが2度目の道民栄誉賞
北京五輪カーリング女子で、過去最高の銀メダルに輝いたロコ・ソラーレのメンバーが31日、道庁で道民栄誉賞の贈呈式に出席した。4年前の銅メダル獲得時に栄誉賞を受賞したスキップ・藤沢五月(30)ら4人は栄誉賞特別賞を、フィフスの石崎琴美(43)は初の栄誉賞受賞となった。
普段と変わらず笑顔の絶えない授賞式だった。テレビで応援していたという鈴木直道知事(41)は「多くの方が感動をもらいました。道民を代表して心からお祝いをしたい」と祝福した。藤沢は「北海道中のみなさんの応援を氷の上でも感じていて、それが私たちの前向きなプレーや良いショットのグットラックにつながった」と感謝した。
チームはすでに5月に地元・北見で行われる日本選手権に向けて練習を再開。吉田夕梨花(28)は「五輪とは違ったリラックスした雰囲気の中でカーリングを見ていただけたら」。凱旋となる国内最高峰の大会も五輪同様に楽しみむつもりだ。
■一言コメント
鈴木夕湖(30) 「2回も頂けるのは光栄なこと。北海道の方々の応援だったり、周りのサポートがあってのこと。感謝の気持ちを忘れずに、さらに上を目指して頑張りたい」
吉田知那美(30) 「もらった事に満足してしまうと、せっかくの賞が台無しになってしまう。これからもおごることなく、焦らずゆっくりと謙虚にカーリングに精進していきたい」
石崎琴美(43) 「一人一人の賞状の内容が違って、私はそれに感動してしまった。こんなに暖かく『おめでとう』と言ってもらえる北海道に生まれて良かった」