《BIGBOSS VOICE》 151キロのフォーク打てるか!
■日本ハム0ー7オリックス(2日、京セラドーム)
―試合を振り返って
「(山本由伸の)151キロのフォーク打てるか!初めて見た。打席で遊ぶぐらいの気持ちでいかないと。多分当たらない。今日は(安打)5本? 雰囲気はあったね。あと一本が出なかっただけであって」
―六、七回あたりは向こう(山本)のリズムを崩せた
「そこらへんはさすがです。ベンチで「うまいっ」てなるもん。ここでこの球かと。ファウルの打たせ方もうまいしね~。でも、なんか、大量点取られるまでは、ちょっと面白いゲームやってんじゃねと思ったね」
―伊藤は二回だけがもったいなかった
「そうだね。安定感あるわ、やっぱり。「たら、れば」になるけど、あの回がなかったら、山本君といい争いができて、またおもしろい勝負をできた。野手もプレッシャーになって、守りもプレッシャーになって。古川侑君も打たれはしたけど、2アウトになったら望月君に代えて、『今は1―1の同点の場面だ』という意識でマウンドに立てと。0―5だったから、逆に打たれたかもしれないしね」
―打席での「遊び心」とは何か
「ブルペンでピッチャーが投げる球は、めちゃくちゃボールが見える。振らなくていいから。それを、たとえば、山本君のフォークだとして、フォーク、フォーク、フォーク来ても、ぜんぜん見極められるでしょ。それを真っ直ぐもフォークも全ていこうとすると、とんでもないところを振ってしまうから。ブルペンのような遊び心で見逃すみたいな気持ち。めちゃくちゃ見えるでしょ」
―王柏融にようやく安打が出た
「そうそう。1打席目にフォーク振っていたから、1球目はオレ、待てって言ったの。ボール見なさいって。で、1球目に真っすぐ来て、ボールを見させて、見逃して、でフォークを打ったって。ただ、待たせたことが良かったの。見させたことが良かったかな」
―指導の成果が少しずつ出てきている
「そんなん、すぐ現れたら全員に1時間2時間ずつ教えて(いるわっ)。上がったり、下がったり、下がったり、上がったり、徐々に」
―伊藤交代のタイミングは今後を見据えて
「そうですね。ピッチングコーチが代えましょうって。OKって」
―山本は昨年から17連勝
「おー。じゃあ28くらい、いってほしいな。そういうのを応援しないと。やっぱり日本でエースと言われているピッチャーは上を目指して。でもそれは記録は抜かれるものだから。抜かれないくらいの記録をつくる気持ちで」