ファイターズ
野村いつでも1軍OK 体の状態「万全です」
■イースタン 日本ハム2ー12ロッテ(2日、鎌ケ谷)
ビッグボス、いつでも呼んでください! 左足首捻挫からの完全復活を目指す日本ハムの野村佑希内野手(21)が2日、2軍ロッテ戦(鎌ケ谷)で復帰後2度目のフル出場を果たした。患部を含め、体の状態は万全。打撃も好調で、1軍昇格への準備が整った。試合は2―12で大敗し、開幕からの連勝は「5」で止まった。
6試合出場で打率.294
昇格の吉報は近そうだ。春季キャンプ中のけがから回復した野村が、2軍戦に「4番・三塁」で先発し、2試合連続でフル出場した。今季初の1軍へ、準備万端だ。「しっかり結果を残さないと、(1軍には)上がれない」と気を引き締めつつ、「(呼ばれれば)もうすぐに行ける状態です。問題なくできています。万全ですね」と頼もしく言い切った。
打撃にも手応えをつかんでいる。この日は4打数1安打だったが、捉えた打球が多かった。2軍戦ではここまで6試合に出場し、打率.294。本塁打はまだないものの、「内容的に良い打席が多いので、全体として(状態は)上がってきている」とうなずいた。
シーズン開幕後、1軍の試合は日々、映像でチェックしている。「いろいろ打順が変わったり、近藤さんが下がる日もある。その中で、僕自身も若いですけど、若手が試合に出る経験を、たくさんさせてもらっているのかな」。ビッグボスの起用法に対し、しっかりと意図をくみ取っている。
チーム(1軍)は8試合を終え、1勝7敗。4年目を迎えた若き大砲が出遅れている間に、大きな借金を背負った。「1軍でいい打席を迎えられるように、いつ上げられても万全で行ける準備は常にしておきたい」。早期昇格を果たし、救世主になってみせる。