コンサドーレ
2022/04/06 23:30

コンサドーレ初黒星 鳥栖に5失点完敗

大量失点で試合に敗れ厳しい表情のコンサドーレの選手(撮影・金田翔)

札幌0-5鳥栖(6日、駅前不動産スタジアム)

 5失点完敗… 北海道コンサドーレ札幌は6日、アウェーで鳥栖と対戦し、0-5で敗れた。今季初黒星だが、これで開幕から7戦連続の未勝利。順位は16位に後退した。立て直しを図り、中3日で迎える10日・名古屋戦で、今季初勝利を目指す。

ペトロビッチ監督「今季最も出来が悪かった」

 リーグ無敗対決は、鳥栖に軍配が上がった。ポジティブに捉え続けた6戦負けなしは、7戦勝ちなしへと暗転。停滞ムードが色濃く反映された敗戦に、ペトロビッチ監督は「今季最も出来が悪かったゲームだった」と深いため息をついた。

 完敗だった。立ち上がりから鳥栖の圧力に押し込まれ、前半10分に早々先制点を献上。タイトな守備に手を焼き、なかなか主導権を握れなかった。ボールが前線に収まらず、高い位置でのコンビネーションが生まれない。シュート0本で前半を終了。後半立ち上がりこそ決定機を作ったが、FW興梠が逸すると、同15分に追加点を献上。そこからは音を立てるように崩れた。

 ペトロビッチ監督は3点ビハインドからFWシャビエル、ドウグラス、中島の3人を同時投入したが、後の祭り。終わって見れば5度ネットを揺らされ、今季ワーストの屈辱で散った。

 主将のMF宮沢は「運動量や局面で、相手の方が上だった。攻撃でも自分たちがボールを保持しながら、上手く時間を作って有効な攻めができなかった」と負けを認めた。出足、気迫、球際。全てでこの日はホームの鳥栖が上回った。

 下を向いてはいられない。中3日で、アウェー・名古屋戦が控える。「次にどういうものを見せていけるかが重要。大敗したからと言って慌てる必要はない」と指揮官。宮沢も「すぐにまた試合が来る。気持ちを切らしてはいけない。チームで改善点を見つめ直して次に向かいたい」と前を向いた。早くも正念場。苦境を脱するための1勝を、総力でつかみに行く。

 

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