「世界へ挑戦する１２歳」を育成目標に

　日本ハムの田中賢介スペシャルアドバイザー（ＳＡ、４０）が理事長を務める田中学園立命館慶祥小学校が６日、札幌・豊平区で開校日を迎えた。田中ＳＡは「ようやくこういう形になって、私自身、うれしかったというのが素直な思いですし、本当に感無量でした」と感慨にふけった。

　１年生から４年生までの１６６人が入学。「世界に挑戦する１２歳」を育成の目標に掲げており、授業カリキュラムの中には毎週金曜日の６時限目に「Ｋｔｉｍｅ（ケータイム）」という特別授業を設けている。田中ＳＡがアイデアを出し、教員がその内容に沿った授業を組み立てるという、これまでにない取り組みにも力を入れるつもりだ。

　「子供たちにはどんどん挑戦してほしい」と失敗を恐れない姿勢を求める。田中ＳＡにとっても、新たな挑戦。「これからは子供たちを育てる立場。自分の中で覚悟していますし、新たな気持ちで、ここからやっていかなければいけない」と強い決意をにじませた。