≪イースタン≫清宮決勝2点打 今川1号から刺激
■イースタン 日本ハム6-2ロッテ(16日、鎌ケ谷)
日本ハムは16日、2軍本拠地でロッテと対戦し、6―1で快勝した。「4番・一塁」で先発出場した清宮幸太郎内野手(22)が、1―1の三回に決勝の中前2点適時打を放った。三回から2番手で登板した村田透投手(36)が、2回無失点に抑え、今季3勝目を挙げた。
今季1軍初昇格へ、清宮がアピールを続けている。1―1の三回1死満塁で迎えた第2打席。相手先発・古谷の投じた外角低めの変化球にバットを合わせ、中前に運んだ。
4番の役割を果たす、勝ち越しの2点適時打。「みんながつくってくれたチャンス。追い込まれましたけど、絶対食らいついてやろうと思って打ちました」と笑顔で振り返った。
14日の同戦では右中間へ16号ソロ本塁打をマーク。一時は調子が落ちていたというが「だんだん良くなってきました」と状態は上向きだ。この日の試合後には居残りで守備練習もこなし、みっちり汗を流した。
“執念先輩”の活躍が、刺激となっている。寮で打撃論を交わすなど仲の良い今川が、12日のソフトバンク戦で1軍昇格し、プロ1号となる本塁打を放った。
「しっかり見ていました。前に今川さんが1軍でやっていたときの映像と見比べたりしたんですけど、すごい良くなっていますし、本当に打つべくして打ったなと思いました」と感銘を受けたという。
プロ4年目のシーズンもいよいよ終盤戦。「打つだけです。もっと打ちます」。再びスポットライトを浴びるため、清宮は結果を残し続ける。(中田愛沙美)
■斎藤 今季2度目の先発で2回2安打1失点
○…斎藤が今季2度目の先発マウンドに立った。二回先頭の西川に同点の左越えソロ本塁打を浴びたが、ツーシーム、カットボールなどを織り交ぜ、予定の2回22球を投げて2安打1失点だった。7月中旬に右肘靱帯(じんたい)断裂からの復帰。「肘は全然大丈夫」と万全を強調した。(鎌ケ谷)