コンサドーレ
MF荒野拓馬 名誉挽回の名古屋戦へ気合
10日今季初勝利目指し敵地で対戦
名誉挽回のゲームに臨む。北海道コンサドーレ札幌MF荒野拓馬(28)は、2試合ぶりのメンバー入りが濃厚な10日のアウェー・名古屋戦へ向け「走り、戦い、アグレッシブな守備からのカウンターで点数を取れるよう、強さを出していきたい」と気合を入れた。出場停止明けで休養十分。豊富な運動量で相手に圧をかけ、主導権を握りにいく。
今月2日の浦和戦で一発退場
2日の浦和戦では、後半32分に背後からのファウルでレッドカードを受けて1発退場。チームは終盤、10人での戦いを強いられた。結果的に1人少ない状況でも勝ち点1を死守。粘り強く戦い、少ない好機を生かしたカウンターで見せ場もつくった。ただ、同点に追い付いた直後で、反撃の機運が高まっていただけに、悔やまれるプレーでもあった。
「前回チームに迷惑をかけてしまって、その中で(次戦6日の)鳥栖戦はああいう(0-5の)形になってしまったので。自分が迷惑をかけたと思っている。0-5の敗戦は自分も含めて次につなげていかないといけない。名古屋戦では自分の良さを出していきたい」。
チームは開幕から7戦未勝利の苦境だが、この間、ロッカールームでは主将のMF宮沢裕樹(32)を中心に選手間で意見をぶつけ合い、名古屋戦へ向けて意思統一を図ってきた。連戦の中でも修正を図り、敵地へと乗り込む。
「チームがひとつになってぶれないことが大事。まだリーグが始まって雪も溶けてきたばかり。今は降格圏、下から3つにいるが、ここから数試合でひっくり返していく力が自分たちにはある。なにも心配していない」と前を向く荒野。渇望する今季初勝利で、今節こそ流れを変える。