ファイターズ
ビッグボス打線の核・松本剛 打って走って打線をけん引!
■日本ハム5-8楽天(9日、札幌ドーム)
西川から学んだ盗塁技術生かし、再ブレークへ
慕っている先輩に成長した姿を見せた。プロ2度目の4番出場となった松本剛外野手(28)が、2安打2打点1盗塁と躍動した。一、三回に2打席連続適時打を放ち、好調なバットで存在感を示すと、三回にはリーグトップの楽天・西川に並ぶ4個目の盗塁を決めた。
西川は昨季までのチームメート。公私ともにお世話になった先輩との対戦を「不思議な感じが、すごいしました」と振り返った。「改めて能力の高さ、野球センスの高さをすごい感じてます」と、2試合連続で躍動する西川の姿が強く印象に残った。
今季はバットだけではなく、足でも好調な松本剛。「(新庄監督から)思い切って行っていいって言われている。気持ち的な部分では、だいぶ後押ししてくれているので、そういう中で足も動いているなって自分でも感じますし、自信を持っていきたい」と、今後も果敢にチャレンジしていく姿勢を見せた。
西川から学んだ盗塁技術も生きているという。「(盗塁の)ヒントだったり、本人の意識は聞いたことがあった。そこは本当に参考にして。全然まねできるものじゃないんですけど」と、通算315盗塁を誇るスピードスターの〝極意〟を多少なりとも吸収している。
2017年に規定打席に到達した松本剛。ここ数年は結果を残せずにいたが、再ブレークの雰囲気が漂っている。「数年、結果が残ってないですけど、打席の中で成長している部分っていうのは確実にある。そこは去年の後半から、結構、表現でき始めてきた実感もあった」と手応えも十分だ。ビッグボス打線の核として、チームをけん引する。