ファイターズ
2022/04/09 23:08

万波2号ソロ「めちゃくちゃうれしい」楽天に連敗も打線奮起で今季最多11安打

五回に2号ソロを放った万波(左)はチームメートにハイタッチで迎えられる(撮影・松本奈央)

■日本ハム5-8楽天(9日、札幌ドーム)

 日本ハムは9日、札幌ドームで楽天と対戦し、5―8で敗れた。先発した河野竜生投手(23)が3回7安打5失点でKOされ、3番手で登板した宮西尚生投手(36)も七回に3失点と打ち込まれた。それでも4番に入った松本剛外野手(28)が2安打2打点を挙げ、1番の万波中正外野手(22)にも2号ソロが飛び出すなど打線は奮起。今季最多の11安打を記録した。

浅間が3二塁打、松本剛は打率.361に

 大きく組み替えた打線が機能した。この日は近藤をスタメンから外し、1番に万波、2番に浅間、そして4番には松本剛を置いた。その上位陣が奮起し、11安打5得点を挙げた。

 浅間が今季初の猛打賞となる3二塁打をマークすると、松本剛は先制打を含む2適時打でいずれも浅間を生還させた。その松本剛は「大基(浅間)が同じようなツーベースを打ったので、僕も同じように打とうと思って打席に入りました」と振り返った。

 開幕から安定した結果を残している松本剛の打率は.361まで上昇。開幕戦に続くプロ2度目の4番出場で、しっかりと中軸の働きを全うした。「4番ですけど、変に気負う必要もないですし、もう楽しくいこうと思って立っています」と主軸のポジションを楽しんでいる。

万波「雲の上の存在」涌井先輩撃ちに感激

 同じ外野陣に負けじと結果を残したのは万波だった。五回1死、楽天の先発・涌井から左翼席へ飛び込む2号ソロをかっ飛ばした。相手は横浜高の大先輩。「本当に雲の上の存在。こうやって一緒にプレーさせてもらっていることもちょっと信じられないような、それぐらいの存在」だっただけに、「めちゃくちゃうれしいです」と喜んだ。

 最も信頼できる打者の近藤を外して、今季最多の安打数を記録した。高いレベルでの競争が始まれば、チーム力も確実に向上する。サバイバルは始まったばかりだ。

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