ファイターズ
2022/04/12 23:35

北山 3者連続三振でプロ初セーブ 初ホールド、初勝利に続く

3連続Kでプロ初セーブを挙げた北山(撮影・桜田史宏)

■日本ハム3-0西武(12日、ベルーナドーム)

最速154キロ

 圧巻のプロ初セーブだった。3点リードの九回、北山亘基投手(23)がマウンドに上がった。この日最速154キロの直球を中心に、オグレディ、中村、外崎から3者連続三振を奪い、試合を締めくくった。

 意外にも「(セーブは)あんまり正直そこまで気にしてなかった」という。「それよりも勝ったことがすごくうれしかった。すごく大事な場面だったので、そこで抑えられたのが一番。その上でのセーブだった」と今季初の連勝を喜んだ。

 北山の描く理想の投手像は「先発完投できるピッチャー」だ。一回から九回までマウンドに立ち続け、チームを勝利に導いていく―。「今でいう山本由伸さん(オリックス)とか、この前の佐々木朗希くん(ロッテ)とかもそうですし、そういうピッチャーが究極だと思うので、いずれはそういうピッチャーになりたい」と語った。

 初ホールド、初勝利、初セーブと順調な歩みを進めているが「長く安定して結果を出して、初めてプロとしての評価」と意に介さない。プロ生活は始まったばかり。新人右腕の可能性は無限に広がっている。

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