DF岡村 憧れの大前封じて京都にリベンジ誓う
北海道コンサドーレ札幌は20日、ホームで延期になっていたルヴァン杯・京都戦に臨む。16日のホームFC東京戦から中3日。現在1勝1分1敗の勝ち点4で3位。13日のアウェー戦は2―3で敗戦した。同一チームとの対戦となるが、1ゴールを挙げているDF岡村大八(25)は気合十分。尊敬する相手FW大前元紀(32)を封じ込み、リベンジを誓った。
同じ背番号「50」を自ら希望
J2群馬時代の憧れの先輩との背番号「50」対決を制する。リベロでの先発が濃厚な岡村は「元紀君がもし来たら同じピッチでやりたい」と対戦を熱望。「次は完封で叩きのめしたい」と、リベンジを誓った。
前回対戦では前半20分に、CKからヘディングで今季2点目をマーク。「あまり頭を振らないでうまく流し込めた。今季は上手にできていると思う。札幌はキックの質がとてもいい。特に福さん(福森)のは当てるだけで速いボールが行く。ルーカスもそう」と、レベルの高い中でもまれ成長を実感している。
京都の大前とは2020年に一緒にプレー。「言われ続けていたのはボールを運ぶこと。それができるようになれば上のカテゴリーでもやれると。感謝しています」。札幌移籍が決まった直後の21年1月には「元紀君が50番をつけるなら」と相談。「札幌側が用意してくれた番号もあるんですけど」と、自ら希望し同じ番号を背負っている。
今季は右足首の負傷で出遅れたが、ここにきて調子を上げてきた。「体のコンディションも上がってきている」。守備を統率し、攻撃でも中心となって勝利をけん引する。
ミシャ「勝利できれば残り2試合有利になる」
札幌のグループリーグ戦は残り3試合。1試合多く消化している2位・柏との勝ち点差は1で、京都戦に勝利すれば、2位に浮上する。けが人続出に加え、FWトゥチッチが累積警告で出場停止と、苦しい台所事情だが、ペトロビッチ監督(64)は「勝利できれば、残り2試合を有利な形で戦うことができる重要なゲーム。必ず選手はいいゲームをしてくれる」と期待を込めた。