ファイターズ
ポンセ「とても楽しみ」 20日楽天戦で来日初登板初先発
日本ハムのコディ・ポンセ投手(27)が、20日の楽天戦(楽天生命)で来日初登板、初先発する。これまで2軍で3試合マウンドに上がり、準備を整えてきた。198センチの長身から繰り出す直球と多彩な変化球を武器に、低迷するチームの救世主になる。
「アメリカも日本も特に大きな違いは感じない」
いよいよ、新たな助っ人右腕の出番がやってきた。メジャー通算20試合登板の実績を持つポンセが、初めて1軍で先発する。「とても楽しみにしている。自分のできることにベストを尽くして、チームの勝利に貢献できれば」と力強く意気込んだ。
〝日本デビュー戦〟への備えはバッチリだ。19日は敵地で短距離ダッシュを繰り返し、最終調整を済ませた。練習中にはマウンドにも立ち、入念にチェック。「(ホームベースまでの)距離がちゃんと合っているか確認していた」と冗談を飛ばしつつ、「キャッチャーの後ろにある景色に目を慣らそうと思った」と狙いを明かした。
3月13日に来日し、隔離期間を経てチームに合流。2軍戦には3試合登板し、0勝2敗、防御率6.00だが、ビッグボスが視察した13日の前回登板(鎌ケ谷)は4回1失点と好投した。米国とのボールの違いに「まだ慣れている最中」と言うが、「野球はアメリカでも日本でも、打って守って投げる。特に大きな違いは感じない」と頼もしい。
練習開始前には、多くのチームメートとタッチを交わし、笑顔でコミュニケーションをとる。「シーズンは長いし、チームとしてやっていくもの。みんなと明るい雰囲気を共有しようと思って、そういうことをやっている」とうなずいた。すっかりチームに溶け込んだナイスガイが、杜(もり)の都で躍動する。