コンサドーレ
《河合CRC竜の眼》新加入シャビエル、西の本領発揮を確信
20日は待望のホーム初勝利。アウェーで負けた京都に意地を見せることができた。前半から幅を使った攻撃ができていたし、後半は選手の距離感がさらに良くなり、前への推進力があった。追い越す選手が出てきて、コンパクトに守る京都を間延びさせられた。
新加入選手が高い技術を証明した。FWシャビエルが2得点。得点シーンの落ち着きから見てとれるように、ペナルティーエリア付近で、あのレベルの仕事をできる選手はなかなかいない。ボックス付近で前を向いた時には、やはり面白い。
本人も「やっと慣れてきた」と話していたし、これから本領発揮してくれるはず。ボランチで先発したDF西もかなり効いていた。西が生み出すテンポはみんなが見習うべきだ。試合のリズムをつくっていた。
FW中島は乗っている。「このボールなら大嘉が何とかしてくれる」という感じが出てきた。FW菅もMFルーカスもあえてフワっとしたボールを供給し、中島のエリアにしっかり上げている。周囲からの信頼が増している証しだ。今季初スタメンで2ゴール1アシスト。文句の付けようがない。
この調子ならリーグ戦の先発だってあると思う。結果を残していて、使わない手はない。自信も出てきて、今が一番伸びる時期だ。今後は、より研究もされる。どう感じ、そこをどう攻略していくか。能力の高いDFは、自分のタイミングで跳ばせてくれない。
23日、中2日でルヴァン杯・柏戦を迎える。勝てば4年連続のグループステージ突破。自力で決められれば大きいし、チームとして力を付けてきていることの証明にもなる。今季初の聖地・厚別でも、サポーターに勝利を届けたい。
(コンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテン)