コンサドーレ
札幌が悪夢の逆転負け…後半ロスタイムまさかの2分で2失点
■ルヴァン杯1次L第5節 札幌1-2柏(23日、札幌厚別公園競技場)
後半ロスタイムの悪夢…。北海道コンサドーレ札幌は札幌厚別公園競技場でルヴァン杯・柏戦に臨み、1ー2で逆転負けを喫した。前半14分にFWミラン・トゥチッチ(25)の今季初ゴールで先制も、後半ロスタイムにまさかの2失点。白星が手からこぼれ落ちた。
トゥチッチ待望今季1号も空砲「非常に残念」
まさかの悪夢に、聖地・厚別が静まりかえった。1点リードの後半ロスタイム3分。柏MFマテウスサビオに同点ゴールを許すと、1分後にも強烈ミドルをたたき込まれた。あっという間の逆転劇だった。勝利を目前に、時間を使って試合終了のホイッスルを待っていただけに、喪失感は大きかった。
アウェーでは2点ビハインドから3点奪っての勝利。痛烈なリベンジを食らった。前半14分には流れるような連係からFWトゥチッチの今季初得点が生まれたが、追加点は奪えず。指揮官は後半開始からFW中島を投入。突き放しにかかったが、終始吹き続けた強風にも手を焼き、中島の高さを生かせなかった。
フル出場の高嶺「自分たちの弱さ出た」
待望のゴールも空砲となり、トゥチッチは「いいボールをもらって決めるのは簡単だったが、勝利できなかったので意味のないゴールになった。非常に残念な結果になった」と肩を落とした。フル出場したMF高嶺も「90分守ってきた中であそこで2失点してしまうのは、自分たちの弱さが出た」と悔しがった。勝てば1試合を残してグループステージ(GS)突破が決まったが、痛恨の足踏みを食らった。
それでも5月18日の鳥栖戦は引き分け以上で、自力で勝ち上がることができる。高嶺は「次勝てばいいので。割り切って次は勝てるように取り組んでいきたい」と切り替えた。ショッキングな黒星から反省材料をあぶり出し、次戦こそ4年連続のGS突破を決める。