ファイターズ
2022/04/23 23:00

4番は譲らん! 野村2戦連続猛打賞

一回裏、タイムリーを放ちガッツポーズする野村(撮影・松本奈央)

■日本ハム3-9ソフトバンク(23日、札幌ドーム)

5試合連続安打で打率.333に上昇

 4番は譲らない。野村佑希内野手(21)が前日22日に続き「4番・三塁」で先発出場すると、一回に適時打を放つなど、2試合連続の猛打賞をマーク。さらに5試合連続安打と、その勢いは増してきた。

 いきなり難易度の高いミッションをこなした。一回1死一、二塁。初球にベンチから出されたサインはエンドランだった。ソフトバンクの先発・田上とは初対戦で、球速や球筋も未知数だったが、「変に(球を)見過ぎて空振りとかないように、タイミングだけ間違わないように」と集中力を高めた。

 内角高めの151キロ直球というエンドランには難しい球だったが、腕をうまく折りたたんでバットに乗せると、白球は一塁手の後方で弾み、二走を生還させる適時打となった。三、九回にもスコアボードに「H」ランプをともし、打率は.333まで上昇した。

登場曲BiSHづくしでノリノリ♪

 気分転換も功を奏している。22日の試合から、第1打席の登場曲をBiSHの「Beautifulさ」に変更。2打席目以降に使用している「BiSH―星が瞬く夜に」は変えておらず、1試合通して、BiSHづくしだ。「清掃員(BiSHファンの名称)」である野村は「BiSHの曲で良い打席を迎えるように全部いこうかなと」と遊び心を加えている。

 開幕22試合目となった22日の試合が今季初の4番出場だった。主砲の座にこだわりを持って、今季に臨んでいる。「自分の中で一つの目標に決めてきた部分でもある打順。しっかり打って勝ち取っていけるようやっていきたい」と自ら手放す気はさらさらない。「ファイターズの4番は野村」と誰もが口を揃える日も、そう遠くないはずだ。

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい