冬季スポーツ
カーリング女子フォルティウス 北海道電気保安協会とトップスポンサー契約
カーリング女子で、2026年のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪で金メダルを目指すフォルティウスが27日、北海道電気保安協会とトップスポンサー契約を交わした。同カテゴリー契約は2社目で道内の団体・企業では初。また、サードの小野寺佳歩(30)を職員として受け入れる。新体制での初大会は、2連覇を目指す5月21日開幕の日本選手権となる。
新生フォルティウスが、五輪挑戦へ向け、競技に集中できる環境を整えた。スキップの吉村紗也香(30)は「トップを目指していくのに、資金面はたくさんかかる。感謝の気持ちでいっぱい。結果で恩返ししたい」。昨年の女王として、北京五輪銀の優勝候補、ロコ・ソラーレを迎え撃つ。
同協会の松原宏樹理事長(62)は全力サポートを約束した。「地域の皆さんと、夢を共有できないかと。カーリングは北海道とのつながりも深く、みなさんから高い関心が寄せられているスポーツ。2026年は創立60周年。何かの巡り合わせ」。今後はさらなる応援態勢を模索していく。
小野寺は6月から同協会で広報として勤務する。会見に同席したマスコット「ホーちゃん」に触れ、「北海道の『ホ』と、保安の『ホ』と佳歩の『ホ』だなって勝手に自分で解釈して愛着が湧いています」と早速、広報としてアピールした。
当初は5月3日にカナダで開催されるグランドスラムへの招待を受けていたが、コロナ禍を考慮して辞退。今のチーム状況に対しリードの船山弓枝(44)は「どんどん上がってきている」と胸を張る。4年後へ向けた戦いが早くもスタートを切る。