ファイターズ
石川直「やっとハマってきた」2軍戦10試合連続無失点
■イースタン 日本ハム1ー6巨人(1日、鎌ケ谷)
日本ハムの石川直也投手(25)が1日、千葉・鎌ケ谷で行われた2軍巨人戦に5番手で登板し、1回を3者凡退に抑え込んだ。最速149キロの直球を軸に2三振を奪い、これで10試合連続無失点。2020年8月の右肘靱帯(じんたい)再建手術後では初となる1軍復帰が徐々に現実味を帯びてきた。試合は1―6で敗れた。
浮き上がるような剛速球で空振りを奪う、本来の姿に近づいている。九回のマウンドに上がった石川直は、手術した右肘の不安を感じさせない圧巻の投球を見せた。まずは先頭の平間、続く増田陸を、ともに直球で空振り三振。最後は元チームメートの中田を、実戦復帰後最速タイの149キロで中飛に仕留めた。
今季はここまで2軍戦で11試合に登板し、防御率0.82。10試合連続無失点、7試合連続無安打と好投を継続している。「最初の方はまだ(フォームが)ハマっていないというか、タイミングが悪かった。そこがやっとハマってきた。打者の反応もいい」と手応えをつかんでいる。
木田2軍監督は「きょうは良かったね。ちょっとずつ良くなっている」と評価。3季ぶりの1軍登板まで、あと一歩だ。