ファイターズ
《岩本勉のガン流F論》近藤離脱はアピールのチャンス 外野陣は明け渡すな
■日本ハム1-5楽天(4日、札幌ドーム)
試合前にバッドニュースが飛び込んできた。近藤の離脱だ。主力中の主力がチームを離れる。当然、戦力ダウンは否めない。ただ、声を大にして言いたい。ポッカリと空いた大きな穴は、大きなチャンスにもなり得る。早期復帰を願った上で断言する。ほかの選手にとってはアピールの絶好機だ。
今季の外野は昨年までとはガラリと変わったメンバーがレギュラー争いを繰り広げている。近藤が戻ってきた時、やすやすとポジションを明け渡すようでは話にならない。近藤をDHやファーストに追いやるぐらいのパフォーマンスを披露してもらいたい。
この日の楽天戦。敗れはしたが、松本剛と浅間、万波がそれぞれ長打を放った。無安打に終わった今川もポジションを狙う立場にあり、最近、結果を出している。
ヌニエスに一発が飛び出したことも光明。近藤に代わって決定打を放てる存在だ。昔から、強くなるチームには新戦力の台頭が欠かせない。
「今はチームを強くしているところ」と常々、口にしているBIGBOSS。現況に期待を抱いていることだろう。近藤の離脱がチーム力向上に拍車を掛けることを。(本紙評論家)