ファイターズ
ヌニエス88打席目での来日1号 ビッグボス「これからの光になる」
■日本ハム1-5楽天(4日、札幌ドーム)
記念球に笑み「家族とシェアしたい」
88打席目で待望の一発が飛び出した。新助っ人砲のレナート・ヌニエス内野手(28)が七回1死から楽天・涌井の117キロカーブをすくい上げ、左翼席に放り込んだ。「センターから反対方向を狙っていた」というアプローチで、きれいな放物線を描いた。
記念すべき来日1号を「すごくうれしかった」と喜び「(ホームラン)ボールには第1号ホームランみたいに書いて、そのメモリーを家族ともシェアしたい」と表情をほころばせた。
苦しい日々が続いていた。この日の試合前までは打率.185、0本塁打と低迷。心配していた新庄監督も、試合後に「レイ(ヌニエス)に一本出たことが、これからの光になるであろう」とのコメントを残した。
気分転換も吉と出たようだ。登場曲に、YouTubeから発見した日本のラッパー・LEXの「なんでも言っちゃって」を使用していたが、前日3日の試合から聞きなじみのあるProyecto Unoの「Tiburon」に変更した。「ラテンのすごい古い曲だけど、リズムとかも良かったので、ちょっと試してみようかなということでかけた」と効果は、てきめんだった。
2019年には米大リーグで31本塁打を放ったパワーヒッター。「きょうは勝ちにはつながっていないので、チームの勝ちにつながるようにこれからも頑張りたい」。開幕から1カ月以上経過した黄金週間に、ようやくつぼみが顔を出した。