Bリーグ
レバンガの〝長距離砲〟中野が通算1000得点で三遠撃破に貢献
■Bリーグ1部 第16節(4日、札幌・ 北海きたえーる)
レバンガ北海道が97―89で三遠に勝利し、連敗を3で止めた。プロ3年目のSG/SF中野司(25)が、7本の3点シュートを成功させるなどキャリアハイとなる25得点。さらに2018―19シーズンの特別指定選手時代を含めリーグ通算1000得点を達成。今季最終戦となる7、8日は、ホーム札幌・北海きたえーるで富山と対戦する。
ブルックス不在の穴埋める25得点躍動
中野の〝長距離砲〟がゴールを射抜くたびに、会場のボルテージはヒートアップしていった。「1本目が決まって、うまく流れに乗れた。デモンがいないからこそ」と、右膝負傷で離脱したPFブルックスの穴を埋め、連敗ストップに大きく貢献した。
節目まで残り11得点のところで3試合連続ゴールなしと足踏みが続いていたが、予感はあった。試合前のシュート練習から調子のバロメーターである右手人さし指と中指の爪のボールのかかりが良く、「最初のシュートタッチが良かった」。25得点中、フリースロー4本以外は全て3点シュートでの得点と冴え渡った。
今季就任後から「シュートを打ち続けろ」と中野に言い続けてきた佐古HC。「ポテンシャルは持っている。そんなに驚かない。これをきっかけに開花してほしい」と飛躍に期待を込めた。
チームは4シーズンぶりにリーグ20勝を達成。昨季は最終戦で富山に2連敗した。中野は「そのリベンジをしたい」。不調を脱したシューターが、ラスト2試合も正確なシュートで勝利に導く。