コンサドーレ
ミシャ外国人監督初のJ1通算500試合へ 7日札幌ドーム京都戦勝利で飾る
北海道コンサドーレ札幌は7日、札幌ドームで京都と戦う。ミハイロ・ペトロビッチ監督(64)がJ1通算500試合目の指揮を執る。史上2人目、外国人監督では初の大台を勝利で飾り、上位争いに食い込んでいく。
3チーム率い17年目「日々の積み重ね、幸せ」
大台到達の節目であることを知らされたペトロビッチ監督は、目を見開きながら「ここまで日本で仕事をさせていただけたこと、支えてくれたスタッフ、選手、サポーターやメディアの皆さん全員に感謝したい」と笑顔を見せた。
2006年に広島の監督に就任し、浦和を経て18年から札幌へ。攻撃的スタイルの構築は、異国の地で常に求められた。「私を指導してくれた方々からは『監督業はいつ、どうなるか分からない仕事。自分のトランクは常に半分空けて、いつでも帰れるようにしておけ』と言われたものだ」。結果への責任やプレッシャーとも戦いながら、日本での仕事は17年目に突入した。「日々の積み重ねでここまで来られたことは幸せ」と胸を張った。
G大阪戦から中2日「走る、戦うの部分で負けない」
広島時代から二人三脚で仕事をしてきた杉浦大輔コーチ兼通訳(47)は「500試合はとてもじゃないけど、想像がつかなかった。監督さんは試合や練習をほとんど休んだことがない。身を削りながらも、継続できる健康状態とメンタルの強さは本当にすごいと思う」とその情熱に感服。ペトロビッチ監督は周囲に好影響を与えながら、Jリーグ発展に貢献してきた。
4日のG大阪戦から中2日で迎える京都戦。FWピーター・ウタカ(38)が、リーグトップの8得点を挙げている。「非常に走力のあるアグレッシブなチーム。球際のぶつかり合いが多い激しい試合になるだろう。コンディション的には非常に厳しいが、走る、戦うの部分で負けないようにしたい」と指揮官。節目の試合に勝って祝いたい。