ファイターズ
2022/05/07 23:30

宇佐見 大先輩・内海へ恩返しの一発

五回、1点差に詰め寄る貴重な2号ソロを放ち、ハイタッチで迎えられる宇佐見

■日本ハム3-2西武(7日、ベルーナドーム)

巨人時代の記憶鮮明に

 偉大な先輩への〝恩返し弾〟となった。2点ビハインドの五回2死、宇佐見が西武の先発・内海から2号ソロを放った。巨人時代の先輩左腕からの一発。「大先輩からホームランを打つことができて良かったです」と喜びもひとしおだった。

 内海は投球のイロハを教えてくれた恩人だ。プロ2年目の2017年、春季キャンプからオープン戦までバッテリーを組み続けた。オープン戦初戦はサインも合わずに失点を喫した。すると、内海は次のブルペン投球時の捕手として宇佐見を指名。当時の120球の投げ込みは、今でも鮮明に覚えている。

 「バッターを想定しながら、毎球、サイン交換して。『今のはええなあ』とか『これはこれの方がピッチャーはいいかもね』とか、細かく教えてくれた」と感謝は尽きない。それだけに、この日のアーチは格別な一本となった。

 エースの上沢もようやく今季初勝利を挙げた。ここまで7試合中5試合、先発バッテリーを組んでいる同学年の女房役は「本当に良かった」と胸をなで下ろした。これからも内海先輩の教えを生かしながら、攻守で投手陣をもり立てていく。

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい