高校野球
10人の滝川工が4強進出 九回に川上が涙の勝ち越し打
▽春季全道高校野球空知支部2回戦(9日) 滝川工14-13岩緑陵
九回2死二、三塁で直球狙い撃ち
滝川工が逆転に次ぐ逆転となった岩緑陵との熱戦を制し、目標の4強進出を決めた。
3点を追う九回、先頭打者の四球から3連打で同点に追い付くと、1番・川上蓮(3年)が、2死二、三塁から左翼手の頭を越える値千金の勝ち越し2点三塁打。この回一挙6点を奪い、その裏は岩緑陵の猛追を1点差で振り切った。川上は前の打席で凡退していたが、「真っすぐでポンポン攻めてきていたので、狙っていた」と、決勝打に涙を流して喜んだ。
今春は1年生の入部がなく登録は11人。さらに試合前のノックで控え選手の1人がけがで離脱し、10人で試合に臨んだ。川上は「みんなでカバーしていく」と気合十分。春の全道初出場へ向け、一丸となって突き進む。