ファイターズ
2022/05/11 23:35

清宮「めちゃめちゃ悔しかった」前夜の雪辱! 値千金2点二塁打

二回2死一、二塁、清宮が2点適時二塁打を放つ

■日本ハム5ー2オリックス(11日、札幌ドーム)

 やられっぱなしで終わるわけにはいかなかった。前夜に続き「3番・一塁」と中軸を任された清宮幸太郎内野手(22)が、2点リードの二回に見せた。2死一、二塁から右翼線への適時2点二塁打を放ち、勝利に大きく貢献した。

 長身から投げ下ろすオリックスのワゲスパックに、1打席目は三振を喫していた。「すごい角度があって、あんまり見たことない軌道だった」というが、打席間できっちりと修正。カウント2―1からの変化球をはじき返した。バットは泳いだ。それでも芯で捉え、右翼線後方まで運んだ。

 悔しさをすぐさま晴らした。前日10日も3番で出場したが、オリックス・山岡の前に4打数無安打と沈黙。「めちゃめちゃ悔しかったですけど、(気持ちの)整理はできていた」と、反省すべきところは反省し、精神面では前を向いていた。

 プロ5年目、昨季まで思うような結果を残せなかった。SNSなどを使用しておらず、ネットニュースも見ないタイプ。しかし注目度が高いこともあり、いろんな〝声〟は耳に入ってくる。気持ちだけは崩れるわけにはいかない。「見返す気持ちですよね。性格もあるんだと思いますけど、あんまり気にしないので」と静かに闘志を燃やしている。

 2試合連続で野村、万波と中軸を組んだ。数字を見ても、まだ未熟なことは自覚している。ヒーローインタビューでは「まだ自分も含めてみんな成長途中だと思うんですけど、1軍の舞台でクリーンアップを組ませていただいて、今、すごい良い経験をさせていただいている。絶対にこのチャンスを生かしたいと思います!」と成長を誓った。

 この日のことも、この日で終わり。清宮はすでに次戦を見据えている。「(打席での)迷いはなくしたい。しっかり準備して臨みたい」。大輪の花を必ず咲かせてみせる。

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