高校野球
札光星 代打・岡田が九回逆転決勝打
▽春季全道高校野球札幌支部2回戦(11日) 札光星7-2札藻岩
札光星の岡田晴(はれ、2年)が九回、1点を返しなおも1点差の1死二、三塁、代打で逆転決勝打を放ち公式戦初出場を飾った。「打ったのはインコースの直球。自分は代打しかない」と、序盤からベンチ裏で素振りして、この1打席に全てをかけて準備してきた。
昨秋は背番号13でベンチ入りも出番はなし。今春、主力に食い込むも、6日の練習中に左太もも裏を肉離れ。8日の1回戦は回避したが、この日の球場到着後、理学療法士から患部にテーピングを施してもらい、合坂真吾監督(45)から「大事なところで代打」と、出場を予告されていた。
完全復帰までまだ時間がかかるため、次の試合も勝負どころでの起用が濃厚。「準備をしっかりして打席に立ったら結果を残せるようにしたい」。〝必勝〟仕事人がバット一振りで勝利に導く。