高校野球
北海1年生3人をスタメン起用 幌村躍動!2安打1打点
▽春季全道高校野球札幌支部Bブロック2回戦(11日)北海10-0札山の手
夏の甲子園全国最多39度の出場を誇る名門・北海で、1カ月半前まで中学生だった3人がスタメン出場した。中でも7番・幌村魅影遊撃手(みかげ、1年)は、一回の初打席で適時打を放つなど、2安打1打点。「試合前は緊張していたけど、先輩方がとても優しい声をかけてくれて、全力でプレーすることができた」と、しっかり戦力として機能した。
同校OBでもある平川敦監督(51)が1994年の就任以降では最多の1年生の起用。幌村の本職は捕手だが、静内第三中時代に所属した日高リトルシニアでは、投手や遊撃手などを経験。入学当初はBチームだったが、すぐに主力組に昇格した。指揮官は「1年生がこのまま夏まで伸びていくか、2、3年生が奮起してメンバーに入ってこられるか。実際に公式戦を戦ってチーム力を上げていきたい」と、化学反応に期待を込めた。