霜降り明星「粗品の呪い」が乱調の原因!? 大海がむしゃら投球で呪縛解く!
「粗品の呪い」を解く!? 日本ハムの伊藤大海投手(24)が、きょう13日のソフトバンク戦(札幌ドーム)に先発する。前回登板の5日楽天戦(札幌ドーム)は六回途中6失点で3敗目を喫した。乱調だった理由を、伊藤はお笑いコンビ・霜降り明星の粗品(29)がネタ元となっている「粗品の呪い」の影響とした。負の連鎖脱却へ最善を尽くす。
きょう先発 初心に返って千賀に投げ勝つ
予想外のことが伊藤を襲っているようだ。前回登板は、5回1/36失点(自責4)で負け投手となった。気になるのはその投球内容。三回まで快調なペースで投球していたが、四回に急転した。いきなり4四球を与えるなど、苦しい投球になった。伊藤の身に何が起こっていたのか。
右腕は唐突に「粗品の呪いって言葉を覚えたんですけど…」と話し始めた。粗品の呪い―。一部のSNSなどでは有名な言葉となっている。霜降り明星の粗品は、自身のYouTubeチャンネルで〝友達〟こと「生涯収支マイナス1億円君」(通称マイ億君)による競馬予想を行っている。その中で本命に予想した競走馬がことごとく着外になることから、生まれた言葉だ。
8日のGI・NHKマイルCでもキングエルメスを本命に推したが、結果は6着。いまだ呪いの効果はてきめんだ。伊藤は前回登板の前日に粗品のYouTubeを見たといい「『粗品の呪い』が四回に来た」と笑った。「今は粗品さんのYouTubeから離れています」と、呪いからの脱却を図っている。
そして、粗品の呪いを解くだけではなく、自身も初心に返る。「昨年の自分の(投球の)方が、自分は好きでした。(今季は)ちょっと色気づいてしまったというのがある。そこをもう一回、がむしゃらに投げる姿を金曜日、しっかり見せることができたら」と自らに言い聞かせるかのように語った。
ソフトバンクの先発・千賀とは昨年の東京五輪でチームメートだった。「いろいろな話をしてもらいましたし、いっぱいイジってもらっていた。先にマウンドを降りないように、何とか食らい付いてやっていきたい」と、球界を代表する剛腕との投げ合いに意欲を見せた。
この1週間で〝粗品離れ〟は完了。気持ちのリセットも済ませた。あとはマウンドで結果を残すのみだ。