ファイターズ
杉浦 家族の前でパパ躍動! 5回2失点で2勝目
■日本ハム10ー2ソフトバンク(15日、札幌ドーム)
今季本拠地初勝利「ホームは特別」
粘りの投球で二回以降はスコアボードに「0」を並べた。先発の杉浦稔大投手(30)が5回7安打2失点。味方の大量援護にも恵まれ、今季2勝目をつかんだ。
本拠地で待望の今季初白星をゲット。帯広出身の道産子右腕は「ホームで勝てるというのは特別ですね。ファンの皆さんに勝ち試合を見せるというのは、選手からしたら一番うれしい」とほほ笑んだ。
一回、柳田に146キロ直球をバックスクリーンに運ばれ、先制2ランを被弾した。「真っすぐのかかりが悪かった」と途中からカットボール中心の配球にシフト。「使い出してから打者の反応も変わってきて、何とかしのげた」と振り返った。
6点リードの五回は、マウンドに上がる前に新庄ビッグボスから「打者のタイミングをずらしてみようか」と助言をもらい実践。1球ごとに投球フォームを変えて打者のタイミングを外した。
先発に再転向して4戦目。あさ美夫人、3人の子どもたちは「投げる日が分かっているので、みんな喜んでいる」という。この日は球場へ応援に駆け付けてくれた家族へ勝利をプレゼント。育メンパパは「いい姿を見せられるのは父親としてうれしい」と照れ笑いを浮かべた。
今年2月に30歳の節目を迎え、目指すは一家だけではなく、若いチームの大黒柱だ。「まだ全然、貢献が足りない。若手が成長しているので、むしろ僕がしっかりしないといけない」。いつも控えめな男から、頼もしい言葉が飛び出した。