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田中学園が雨竜町と連携協定「公立と私立の垣根越え」互いに教育交流
雨竜町とプロ野球日本ハムで活躍した田中賢介氏が理事長を務める学校法人田中学園の包括的連携協定締結式が17日、来年4月に開校する札幌市の立命館慶祥小学校で行われた。地域や学校の資源を相互活用し、教育に生かす取り組み。協定書に署名した田中理事長は「公立と私立の垣根を越えた新しいものをつくれるのではないか」と期待に胸を膨らませた。
同学園が運営する立命館慶祥小と雨竜小が協力。連携は授業用オリジナルコンテンツの提供及び使用、教職員、児童の交流、地域資源を活用した学習活動など7項目にわたる。英語教育の一環で同学園のネイティブ教員を雨竜小へ派遣したり、立命館慶祥小の児童が雨竜町を訪れて農業体験するなど、さまざまなアイデアが浮上している。
雨竜町の西野尚志町長は「都市部と農村部の児童が交流するのは意義深い」と強調。田中理事長は「一緒に学ぶことでお互い、いい影響が出るはずです。学力もそうですが、生きる力みたいなものも共に学んでいけたら」と願いを込めた。
立命館慶祥小は現在、入学願書を受け付けている。詳細は同校ホームページへ。