大学・社会人野球
2022/05/19 22:40

札幌ホーネッツ 20日から都市対抗予選 大量補強で本戦出場権〝ゲッツ〟だ!

ホーネッツに移籍加入したラミレス(左)と高沼は陽気にポーズを決める(撮影・西川薫)

 都市対抗野球の道地区1次予選が、20日に岩見沢市営球場などで開幕する。注目は今季15人が新加入した札幌ホーネッツ。中でも昨季、本大会に初出場したエイジェック(栃木)から移籍してきたペルー国籍のラミレス・レンソ内野手(24)と高沼拓海投手(24、東海大札幌出)の2人に期待がかかる。強肩が売りの〝北のラミちゃん〟と神宮1勝のエース候補が悲願の本戦出場を導く。

強肩強打のラミレス 新天地での活躍自信

 クラブチームでもやれる―。大量補強で生まれ変わった新生ホーネッツが初の本戦出場権を〝ゲッツ〟する! ラミレスはオープン戦13試合で打率.175も「オープン戦と本番は集中力が違う。自分は本番に強い」と新天地での活躍に自信を見せた。

 栃木県宇都宮市出身。遠投120メートル以上の強肩が武器。そして173センチ83キロのガッシリとした体格から繰り出されるスイングスピードは文星芸大付高(栃木)時代にプロ並みの156キロをマーク。白鴎大3年時には、全日本大学選手権での8強入りに貢献した。

 卒業後にエイジェックに加入。2年目の昨季、都市対抗本戦に出場した。だが、シーズン終了後に戦力外通告を言い渡された。先にホーネッツ入りが決まった高沼から誘われ、北の大地での再起を誓った。

 初めての北海道暮らしにも「いい雰囲気でやらせてもらっています」。メンバーからは「ラミちゃん」と呼ばれ、「うれしいです」と、すっかり溶け込んでいる様子だ。

 内野手登録だが、中堅手を任される。就任2年目の岩原旬監督(39)は「ズバ抜けて身体能力が高い」と期待を寄せる。昨季は1次予選2回戦で敗退。救世主になるべく、北のラミレスは「チームの勝利に貢献できる活躍をする」ときっぱり。グラウンドで目いっぱい大暴れする。

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