ファイターズ
侍ジャパン・栗山監督が倉本聰氏と再会 師との濃密な時間過ごす
「北海道功労賞を」倉本氏から栗の苗木100本贈呈
日本ハムの前監督で「侍ジャパン」を率いる栗山英樹監督(61)が21日、居を構える栗山町の栗の樹ファームで師と仰ぐ脚本家の倉本聰氏(87)と再会。プロフェッサー(教授)として関わる日本ハムの人間教育、来年3月開催予定のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に向け、心のギアを上げた。
日本ハムを10年率いた功績に対し、倉本氏が「大谷選手ら若者を元気に育ててくれた。北海道功労賞を贈りたい」と栗の苗木100本を持参。栗山町民や倉本氏が主宰する富良野自然塾の関係者らとともに植樹した。
昨年10月以来の再会。話したいことが山ほどあった。新緑に染まった森の中、膝を突き合わせて濃密な師弟の時間を過ごした。栗山監督は「日本ハムの教育はどうあるべきか。フロント、コーチも含めて見直さなければいけない。たくさんお話を聞けた。先生には厳しさと優しさがある。感謝しかない」と首肯した。
期待もしている。昨季まで日本ハムを率いたからこそ、「他の選手より結果を出さなきゃ(代表に)選べない」と断言した。
勝負に向かう心構え、人を導くヒントを探るべく、近く長嶋茂雄氏(巨人終身名誉監督)とも接見する予定。栗山監督は北の大地を拠点に挑み続ける。