大学・社会人野球
道6大学野球 函大・村田澪が5者連続含む12奪三振「なんとしてでも抑えてやる」
■道6大学野球春季リーグ戦 第5節第1日 (21日、苫小牧・とましん)
函大7-1東農大網走
九回途中132球1失点 連投へ意欲
8連勝でリーグ優勝に王手をかけていた東農大網走に、函大が待ったをかけた。先発の村田澪斗投手(4年、函大有斗)が九回途中まで1失点に抑える力投をみせると、打線は五回に連打を浴びせて一挙6得点。村田澪の好投に応え、7―1で勝利した。
三振は5者連続を含む12奪三振を奪い、圧巻の投球をみせた村田澪。ワインドアップの左腕から繰り出されるキレのあるスライダーとチェンジアップを巧みに操り、「自分の思うように投げられた」と相手打線を翻弄した。「緊張はなく、なんとしてでも抑えてやるという気持ちで、ガンガン投げた」と振り返る。
東農大網走との試合に登板して勝利するのは初めて。そのうれしさが口調からストレートに伝わってくる。球数は132球に達したが「あす(22日)も投げるつもり」と疲労を感じさせない強気な表情だ。
試合前からチーム全体に気合が入っていた。阪内俊喜監督(65)は「いつも以上に気合が入っていて。(力が)入りすぎて空回りするのではないかと思った」とおどけたが、「みんな頑張ってつないでくれた。全員野球をやってくれた」とこの勝利を高く評価した。