ファイターズ
2022/05/22 23:15

西武先発・エンスに苦戦し散発3安打 新庄F今季8度目の0封負け…

六回以降は1人も走者を出せずに0封負け。試合終了の瞬間、ベンチは静まりかえった

■日本ハム0-3西武(22日、札幌ドーム)

 日本ハムは札幌ドームで西武と対戦し、0―3で今季8度目の0封負けを喫した。新庄剛志監督(50)は前日まで中軸を担った清宮幸太郎内野手(22)と万波中正外野手(22)をスタメンから外すなど、大幅にオーダーを組み替えたが、不発。連勝は「3」で止まった。

オーダー大幅組み替えも不発 連勝3でストップ

 連勝していても、大胆に手を入れる。ビッグボスの戦い方はブレない。4連勝が懸かった交流戦前ラストの試合で、ガラっとオーダーを変えた。前日21日と同じ打順に入ったのは、4番の野村と8番の宇佐見だけ。機能し始めていたクリーンアップもいったん解体し、新しい並びを試した。

 相手の先発は今月8日に対戦し、6回で1点しか奪えなかった左腕のエンス。この日も角度のある150キロ前後の直球に押された。5番に入った今川や14日以来のスタメンとなった高浜が無安打。七回まで散発3安打に抑え込まれ、再び攻略に失敗した。

 センター返しの意識を強めるなど、対策は練っていたが、実行できなかった。金子野手総合兼打撃コーチは「エンスは(札幌ドームの)マウンドがメチャクチャ合っていた印象。前回の西武ドームよりも(球威に)差し込まれた」と反省点を挙げ「もっとファウルを打たないと。球数を投げさせなければいけない投手だと思う」と次回に備えた打開策も示した。

 ただ現状、リーグトップのチーム本塁打を記録するなど、攻撃はプラス材料もある。清宮、野村、万波の中軸は結果が出始めており、金子コーチも「ロマンは感じている」と期待を込めた。

 24日から交流戦に入る。ビッグボスは「きょうはエンス君が良いピッチングをしたね。交流戦はまた新鮮な気持ちで楽しむ!!」と広報を通じてメッセージを残した。今は一喜一憂しない。強いチームをつくるため、黒星も糧にする。

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