高校野球
北星大付 春初陣を白星で飾るぞ! 23日から春季全道高校野球
春季全道高校野球大会の公式練習が22日、札幌円山で行われ、出場する16校がグラウンドの感触を確かめた。初出場の北星大付は25日の1回戦で選抜甲子園に出場したクラークと対戦。1999年の秋、2018年の南大会と同様に、春の道大会初陣も白星発進する。
初戦の相手はセンバツ出場のクラーク
コロナ禍で中止されていた札幌円山での公式練習が3年ぶりに行われた。主将の広松大翔三塁手(3年)は、「初めての全道大会出場で自信がついた。初戦に100%準備して挑むだけ」と、格上相手にもひるむことなく立ち向かう。
必勝リレーでクラーク打線を封じる。支部予選3試合では、土居恵樹投手(3年)が先発、エースの斉藤主真投手(3年)が救援するパターンで勝ち上がってきた。沼山健吾監督(39)は「春に戦ってきたメンバーを中心に組み替えた。斉藤も悪くなかったけど、ゲームづくりをしてくれた」と、エースナンバーを土居投手へ変更した。
相手の左右の好投手を攻略する対策もばっちりだ。広松主将は「速い球、遅い球、左右の投手と、いろんな投球に対応できるようにやってきた。選抜出場校に勝てば、目標の甲子園へ、一歩近づくし、夏に自信を持って戦える」。初陣を価値のある白星で飾り、勢いに乗る。
北照の大脇主将 叔父は元ヤクルトの浩二さん
今春、主将に就任した大脇健太内野手(3年)は大阪出身で、叔父は上林弘樹監督(42)と同期で元ヤクルトの大脇浩二さん(42)。幼い頃から野球を教えてもらい、同校が甲子園に出場した際も現地で観戦。「北照の丁寧なプレーにひかれて」と進学を決めた。昨秋はスコアラー、今春の支部予選では三塁コーチャーでベンチ入り。「コーチャーは視野の広さが大事。得点につながるようなコーチングをしたい」とチームを支える。