大学・社会人野球
2022/05/23 23:10

東海大札幌2季連続V 相馬主将が1本塁打&2三塁打

春季リーグで優勝し喜ぶ東海大札幌ナイン

■札幌6大学野球春季リーグ戦第2節第6日(23日、札幌麻生)東海大札幌14-2札大

 東海大札幌が2季連続8度目の優勝を果たした。14―2の七回コールドで札大に勝利。主将の3番・相馬大河右翼手(4年、東海大札幌高)が本塁打と2本の三塁打を放つ4打点の活躍を見せた。全日本選手権(6月6日開幕、神宮球場ほか)に出場し、6日の初戦で環太平洋大と対戦する。

初回2ラン「先発の渡部に楽をさせたかった」

 チームをけん引する主将の相馬が大暴れした。まずは一回1死一塁の場面での第1打席。「先発の渡部に楽をさせたかった」と、甘く入ってきたスライダーを振り抜き、左翼越えの先制2ランで勢いをつけた。
 二回には1死一、二塁の好機で打席がまわる。初球を振り抜き、走者一掃の2点適時三塁打。完全に乗った相馬は三回にも長打を放つ。一瞬、「頭にはよぎった」と、サイクルを狙い、二塁で止まる選択肢もあったが、二塁ベースを蹴って三塁へ。個人の記録よりもチームの勝利を優先した。

主力離脱も全員野球で乗り越えた

 チームの強みは「投手を中心とした守備でリズムをつくって試合を運べること」。しかし、開幕前のキャンプで投手陣三本柱の一角である橋本大昴投手(2年、東海大札幌高)がけがで離脱。開幕後も、捕手の鈴木彪我捕手(3年、宮城・東陵)が死球で薬指を骨折するなど主力を欠いた。それでも頼れる主将がチームを引っ張り、全員でこの状況を乗り越えた。

 全日本選手権では優勝を目指すが、「全国大会というものを知らない選手もいるので、まずは知ること」と相馬主将。あくまでチーム全体を思う。チームスローガンの「1球集中」で勝ち進む。

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