高校野球
東海大札幌高 門別 奪三振ショー! 二回除く毎回の14K完投
▽春季全道高校野球準々決勝(26日、札幌円山)東海大札幌高4-2知内
春の全道初登板の東海大札幌高・門別が、奪三振ショーを披露した。「キャッチボールから調子が良くて、球も走っていて、自信をもって投げました」。この日最速は143キロ止まりも、右打者の内角、左打者の外角を徹底的に突いて二回を除く毎回の14奪三振。NPB10球団のスカウトがネット裏で見守る中、最後の打者も変化球で三振に仕留めた。
昨秋の大会後、痛めていた左足かかとを手術。加えて今年4月にも体調不良で、2週間離脱し調整。復帰後、GWの道外遠征では、八戸学院光星と対戦。12奪三振も3被弾で6点を失った。「2ストライクを取ったあとの、最後の決め球で打たれることがあった」と、1球の怖さも思い知った。
絶対エースはさらなる成長を求める。「誰にもバットに当てられないぐらいの投球をしたい。誰にも負けない左投手になりたい」。まずは春を無敗で勝ち上がり、夏本番へ加速していく。