ファイターズ
ドラ9上川畑がプロ初猛打賞 お立ち台は「試合より緊張」
■日本ハム7-2巨人(29日、札幌ドーム)
ルーキー・上川畑大悟内野手(25)が、四回の中前適時打を含むプロ初の3安打と大暴れ。初めて札幌ドームのお立ち台に上がり「試合より緊張しました」と顔をほころばせた。
広角に打ち分けた。一回は無死一塁から右前打を放って先制点を演出し、三回先頭で迎えた第2打席は左前打。3点リードとなった四回無死満塁の場面では「ここも打たないと男じゃない」と中前へ運び、貴重な追加点をもたらした。
即戦力として期待されながら右膝の負傷で出遅れ。リハビリ中は、昨年12月に結婚した夫人が励ましの言葉を掛けてくれた。本拠地で打席に立つ日に備え、2人で登場曲候補を探し、イタリアのロックバンド、マネスキンの「Beggin」を選んだ。
この日、MVP賞として贈られたのは温泉施設のペア宿泊券。「新婚旅行に行けていないので、行けたら」と愛妻へ恩返しを誓った。