夏季スポーツ
6月1日に天皇杯2回戦 札大J1川崎撃破で番狂わせ起こす!
今大会最大のサプライズを起こす! 21日のサッカー天皇杯1回戦で17年ぶりの白星を挙げた札大が6月1日、J1川崎と2回戦(神奈川・等々力陸上競技場)で対戦する。ここまで予選を含む3試合全て完封勝ち。持ち味の堅守を支えるGK國田柊平(3年)は、J1トップクラブにも勝利し、番狂わせを起こすと誓った。
守護神・國田がゴール死守「守備でどれだけプレスかけられるか」
札大の守護神・國田がゴール死守に強気の姿勢を見せた。2回戦で対戦する相手はJ1の常勝軍団・川崎。しかし、胸を借りるつもりはさらさらない。「よくボールをつないでくるチーム。守備でどれだけプレスをかけられるか」。守りでリズムをつくり、相手の隙を突く攻撃で得点を狙う。
兄の影響でサッカーを始めた。中学までは地元・札幌のクラブチームに所属し、卒業後は「ここでサッカーがしたい」と強豪・静岡学園高へ。スタメン定着には至らなかったものの、3年でベンチ入りした。それから進んだ札大では、1年から現在まで背番号「1」を付ける守護神となった。
河端和哉監督(40)も「GKとしての能力は高い」と評価。今大会は予選2試合と本戦の3試合全てでの完封勝ちに貢献した。チームの強みは相手に合わせ、臨機応変に攻守の対応ができること。川崎戦も自分たちのペースに持ち込み、下克上を狙っていくつもりだ。
目標の一つであった「天皇杯1回戦突破」は果たした。その上で迎える2回戦。「どこが相手だろうと、120%の力を出すことができれば勝てる」と、指揮官と守護神は口を揃える。過去最高成績は1987年のベスト8入り。強豪相手に大金星を挙げ、最後まで突き進む。