コンサドーレ
GK中野 ゴール死守で直近リーグ2戦10失点の汚名返上誓う!
北海道コンサドーレ札幌は4日、ルヴァン杯プレーオフステージ第1戦の広島戦(札幌ドーム)に臨む。直近のリーグ戦で2戦合計10失点を喫している札幌。公式戦3戦連続の先発が確実なGK中野小次郎(23)は堅守を取り戻し、勝利に貢献することを宣言した。勝って4年連続の準々決勝進出に王手をかける。
4日ホーム広島戦 「何が何でも0点に抑えたい」
汚名返上だ。菅野、大谷が離脱中で3度巡ってきた先発のチャンス。ホームアンドアウェーの短期決戦に向け、中野は「GKとしては失点しないことが大事。0点でいけば、2戦目のアドバンテージになる。やってやろうと。何が何でも0点に抑えたい」と悲壮感すら漂わせ、言い切った。
それもそのはずだ。1年2カ月ぶりのリーグ戦先発となった5月25日の柏戦(札幌ドーム)。サポーターの前で6失点を喫し、試合後に涙した。気持ちの切り替えがうまくいかないまま、中3日で迎えたアウェー神戸戦では4失点。「悔しいというより、ふがいない」と自らを責めた。
指揮官や先輩の言葉で気持ち楽に
指揮官と先輩の言葉で気持ちが和らいだ。2日の練習前に行われたミーティングで、ペトロビッチ監督は「若手のミスはベテランがカバーしてほしい」と発した。さらに紅白戦ではMF宮沢とDF福森から「ビルドアップの立ち位置をもっと前に取って」などとアドバイスを受けた。コミュニケーションもしっかりと取れ、「気持ちが楽になった」と前を向いた。
チームは決勝に進出した19年から3年連続でプレーオフステージを突破している。「ダメだったら、第一線では戦っていけないと毎試合、覚悟してプレーしている。正直、そろそろ勝ちたい」。身長2メートルを誇る長身GKが本領を発揮し、ゴールを死守する。