甲子園初白星をつかむ！ 日本ハムの杉浦稔大投手（３０）が４日の阪神戦（甲子園）に先発登板する。日本ハムに加入してからは初めての甲子園マウンド。ヤクルト時代に先発したことはあるが、いまだ白星は手にしていない。聖地初勝利へ、猛虎打線を牛耳る。

「独特な雰囲気の球場。楽しめたらいいな」

　野球人にとって、甲子園は特別な球場だ。きょう先発する杉浦は、帯大谷高時代に甲子園出場経験はないが「独特な雰囲気の球場。なかなかやれることもないですし、楽しめたらいいなと思います。勝っていい気持ちで、良い思い出をつくりたい」と意気込んだ。日本ハム移籍後、初の甲子園登板。ヤクルト時代も勝ったことはなく、待望の聖地初勝利を目指す。

　前回登板した５月２８日の巨人戦は四回まで無失点投球を続けていたが、五回に自身の暴投から振り逃げを許し、リズムを崩した。２本の適時打を浴びるなど４失点を喫し、敗戦投手となった。

　「やっぱり大量失点って、試合の流れが大きく変わってしまう。そこまで良い感じでいっていただけにすごく悔しかった」と振り返った。

　その悔しさはマウンドで晴らすしかない。「まずはストライク先行で、しっかりバッターと対戦する。一人一人、逃げずに勝負していきたい」。持ち前の真っすぐを武器に、甲子園で躍動する準備はできている。