ファイターズ
7日DeNA戦先発の加藤 「自分のピッチングをしていければ」
勝ち星から遠ざかっても、心はぶれない―。日本ハムの加藤貴之投手(30)が7日のDeNA戦(札幌ドーム)に先発登板する。完封勝利を挙げた4月19日の楽天戦(楽天生命パーク)以来、白星をつかめていないが「自分は自分のピッチングをしていければいい」とチームの勝利を最優先に考え、腕を振る。
5月防御率1.99なのに0勝3敗
5月は歯車がかみ合わなかった。5試合に先発し、防御率1.99の成績を残したが、味方の援護に恵まれず0勝3敗と勝つことができなかった。
それでも気持ちが揺らぐことはない。「上沢の言葉を借りると『0点で抑えれば負けはない』ので。それを意識してマウンドに上がっています」。いつものように淡々と自分の仕事を果たすことに集中する。
交流戦は3試合目の登板となるが、いまだセ・リーグ相手に失点していない。「どんどん振ってくるイメージがあるので、自分でカウント負けしないように、そのスイングにビビらずに頑張っていきたい」と、ストライク先行で自分のペースに持ち込むつもりだ。
投球自体には手応えを感じている。「週1回ある投球で、そこで全力で投げるだけなので、集中してできている」。1カ月半ぶりの勝利、そして今季の本拠地初勝利へ、チーム一の安定感を誇る左腕が、マウンドに上がる。