BIGBOSSが3つのお願い 新球場にびっくり設備求める
ビッグボスが異例のお願いだ。日本ハム・新庄剛志監督(50)が、来年3月に開業する北広島市の新球場「エスコンフィールド北海道」の設備面について、“らしさ満点”の三つの要望を出した。1年契約で来季の去就は不透明だが、球団が目指す「世界がまだ見ぬボールパーク」実現へ、指揮官の構想はどんどん膨らんでいる。
新球場開業まで、あと9カ月。着々と建設工事が進む中、アイデアマンの新庄ビッグボスが球場設備のさらなる充実を求めた。「1年契約だから、要望を言える立場ではない」と前置きしつつ、斬新なプランを次々と繰り出した。
①ベンチ両端に専用シートを設置
最初におねだりしたのは自身専用の椅子だ。「足が長いから監督の椅子は高くしてくれ」と熱望。試合中は相手打者ごとに外野の守備位置を細かく指示するなど「うろちょろする」と、ベンチの両端に脚が長い椅子を2個設置することを求めた。
②ブルペンに代走用の走路
新庄監督は、代走起用する選手が準備する場所として投球練習を行うブルペンに着目。「大体、人工芝だけど、代走要員とか足を動かしておいてくれという時のため土にしてくれ。2人分くらいのスペースで7~8メートルかな」。走塁練習用スペースをつくり、ここぞの場面に備えさせる。
③ビッグな監督室
球場内で多くの時間を過ごす場所だけに「監督室は特別にでかく」とニンマリ。スケール感の大きい指揮官は、部屋も広い方が落ち着くのかもしれない。
設備面だけではなく、開業後、ファンを楽しませる壮大なプランを考えている。目指すは老若男女が集う観光スポット。「球場があって遊園地、映画館、競馬場、競艇場、カラオケボックスあって冬はスケート場とかね。(周辺に)どんどんマンションを造ってほしい」と期待は膨らむ。
ド派手な演出も計画中
新たなパフォーマンスも構想中だ。何度か現地を訪問しており「上から全員が降りてこられるスペースがある。バンジージャンプできるんじゃないかなあ」。びっくり仰天のド派手演出を計画している。
「俺がいる間は、俺のアイデアで歴史の最初のページを作っていきたいなっていう気持ちもある。何ならビッグボスロードみたいな橋とかね」。来年3月のこけら落としに向けて、夢は広がるばかりだ。