大学・社会人野球
東農大網走の采配ズバリ!4年生下位打線が勝利のスパイス
■全日本大学野球選手権 第2日(7日、東京ドームほか)1回戦 東農大網走4-0宮崎産業経営大
8番・吉井主将が3安打3打点と大暴れ
指揮官の采配がずばり当たった。打線は、6番から8番の4年生がチーム7安打中5安打。中でも普段は控えで左投手対策に起用された8番・吉井嵐将主将(4年、東農大二)が、二回に先制の中前打。四、五回にも適時打と打ちまくった。
試合前、三垣勝巳監督(41)が吉井ら4年生3人を集め、「この下位打線で打たないと勝てない」とゲキ。これに吉井主将ら3人が「少しでも多く結果を残していこう、自分たちが引っ張っていこう」と、見事に応えて見せた。指揮官は、「吉井は、どんなときでも一生懸命やる子なので、こんな結果が出てもびっくりしていません」と、目を細めた。
これで昨年大敗した上武大へのリベンジの舞台が実現。三垣監督は「またチャレンジャーとしてやらせてもらえるのは非常にありがたい。去年みたいに、何も残らない試合はしたくない」と、きっぱり。吉井主将も「一戦必勝で全国制覇を達成したいです」。強豪を倒して、8強へ名乗りを上げる。