大学・社会人野球
2022/06/07 23:30

東農大網走のエース・伊藤茉央が全国初完封で勝利導いた

東農大網走の伊藤茉も、東海大札幌の渡部に負けじと好投。2安打完封と相手を寄せ付けなかった(撮影・玉田順一)

■全日本大学野球選手権 第2日(7日、東京ドームほか)1回戦 東農大網走4-0宮崎産業経営大

 3大会連続18度目出場の東農大網走(道学生連盟)は、エース伊藤茉央投手(4年、喜多方)が2安打完封。4―0で宮崎産業経営大(九州地区南部)を退け、3大会連続で初戦を突破した。

力投124球 被安打はわずか2

 東農大網走のエース伊藤茉が全国初完封。被安打2、2四球。124球の力投に「ゴロを打たせてアウトを取れた。守備から流れを作って、打撃にもつなげられたので良かった」と、涼しげに振り返った。

 春はいまひとつ調子が上がらなかった。「リーグ戦の時はちょっと1人で考えすぎていた。アバウトに割り切ってやるようにしました」。序盤は高めにボールが浮いていたが、中盤から本来の投球を取り戻した。この日最速となる143キロの直球と変化球を織り交ぜ、打者に的を絞らせず、六回以降は三塁を踏ませない危なげない投球で勝利に導いた。

2回戦の相手は昨年大敗の上武大 リベンジへ入念準備

 1年から主力として登板。その年、初の4強入りにも貢献した。「これまでは先輩たちにしがみついていた。今年は最後で、自分たちが引っ張っていかないと」。8日の2回戦の相手は、昨年準々決勝で3―11と大敗した上武大(関甲新)。リベンジへ、ブルペンでしっかりと準備する。

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