夏季スポーツ
全道高校テニス男子ダブルス 帯北 観野・松本ペア初V
■全道高校体育大会(9日、江別・野幌総合運動公園テニスコート)
テニスの男女個人ダブルス決勝が行われ、男子は帯北の観野凌雅・松本薫組(ともに3年)が8―1で札光星の長峯大揮・大竹創組(ともに3年)を破り、昨年準Vのリベンジを果たして初優勝した。帯北は8日の団体戦初Vに続き2冠。10日のシングルス決勝で3冠を懸ける。
団体に続き2冠 全国でも3種目の出場権
昨年の全国総体16強の観野・松本組が初優勝。決勝では1ゲームを落としたが、その後は1ゲームも許さない圧勝劇。1年時からコンビを組む観野は「最後の大会で優勝できてうれしい。本番は全国。やるからには全国優勝」と意気込んだ。
8日の団体戦も創部43年目で初優勝。ダブルス、シングルス2組で戦い、その中心が観野と松本だった。2人は個人シングルスでも4強に入り、2年連続全国の出場権を獲得。松本は「去年は去年。今年は団体でも出場できる。上の方を目指して頑張りたい」と3種目で大車輪の活躍を誓う。
就任4年目の北浦真斗監督(32)は2018年に法政二高を全国高校選抜準優勝に導いた手腕。短期間でチームを全道トップクラスに引き上げた。「やってきたことは間違っていなかった。道内NO・1として全国へ行く。格好のアピール」と大舞台を見据える。
さらに観野は、10日の決勝戦で3冠目に挑む。相手は準決勝で松本が敗れ、団体戦決勝のシングルスでも6―8で敗れた強敵だが、「(松本)薫の敵を討つ」。道内ラストマッチを勝利で締めくくる。