Bリーグ
2022/06/10 23:45

レバンガ佐古HC「勝ちにいく」 来季目標はチャンピオンシップ進出

続投会見で〝レバンガポーズ〟を見せる佐古HC(撮影・小田岳史)

札幌市内で続投会見

 B1のレバンガ北海道は10日、2022―23シーズンも指揮を執ることが決まった佐古賢一ヘッドコーチ(HC、51)の会見を札幌市内で行った。就任1年目の今季、4季連続東地区最下位からの脱却に成功し、9位へ順位を押し上げた指揮官。2年目のシーズンに向け、次なるビジョンを語った。

 終始、エネルギーを感じさせる会見となった。佐古HCは、新シーズンの続投に対して「希望しかない、来季は勝ちにいく」と力を込めた。近い将来チャンピオンチームになることを最終目的と位置づけ、「チャンピオンシップ(CS)進出」を目標に掲げた。

今がチームの転換期

 今がチームの転換期と考える。今季は選手の育成、分析などチームの土台作りに尽力した。勝ち続けるにはポジションの弱い部分、特にディフェンスのカバー不足が目立った。そこで、シーズン途中に戦術を変更。「それが4、5月にうまくアジャストできた」と、チームとしてのステップアップに、手応えをつかんだ。

 就任1年目のクラブからの要望はチームの建て直しだったが、新シーズンは一変して勝負にこだわる。折茂武彦代表(52)にもその思いを直訴。「そう言われると思ったよ」と同代表も承諾。いよいよ新シーズンへ向けて「戦うチーム」のスタートだ。《1》佐古HCのエナジー、《2》ブースターの声援、《3》それに応える選手。〝三つの相乗効果〟で上位争いに食い込んでいく。

 佐古HCは18日、北海きたえーるで行われる折茂代表の引退試合に選手として出場する予定。「現役とOBが戦うのは…」と苦笑いしつつも、「(折茂は)憧れ、尊敬している選手。得点を取ることにストイック。最後までぶれなかったのがすごい。私の中では日本人選手歴代ナンバーワン。最後の試合はいいものにしてあげたい」と、最高の花道を演出する思いでいる。

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