コンサドーレ
金子3点以上取ってPO突破だ! 11日にルヴァン杯アウェー広島戦
北海道コンサドーレ札幌は11日、アウェーで広島とのルヴァン杯プレーオフステージ第2戦に臨む。4日、札幌ドームで行われた第1戦は0―3で完敗。勝ち抜くには最低3点が絶対条件となる。8日の天皇杯2回戦で後半から出場し2得点したMF金子拓郎(24)は、最後まで諦めず、4年連続の準々決勝進出という離れ業に挑む。
「セカンドボールを拾って常に攻める」
怒濤(どとう)のゴールラッシュで逆転突破だ。8日の天皇杯で2得点をマークした金子は「第1戦は自分たちが攻めながら、安い失点だったり、カウンターから一発で点を取られてしまうシーンが多かった。警戒しつつ、2次攻撃、3次攻撃と、セカンドボールを拾って常に攻める」と気合十分。最低3点、できれば4点を奪い、ミラクルを起こす。
広島は中1週間。一方、札幌は中2日の試合。ペトロビッチ監督は、「本来は早い段階で交代か休ませたかった選手を起用せざるをえなかった」。ケガからの復帰後初先発したFW興梠が、120分間フル出場で遠征メンバーから外れた。依然として台所事情は苦しいが「最初の得点を取れば、チャンスは広がる。いつも以上に走ることが求められる」と、出場メンバーにはハードワークを課す。
金子も天皇杯では後半から75分間出場したが弱音は吐かない。「僕たちは点を取りにいくしかない。3点差ですけど誰も諦めてない」。今こそ超攻撃的サッカーを掲げるチームの本領を発揮する時だ。
■札幌のPO突破条件
ホームの第1戦が0―3で敗れたため、アウェーの第2戦では3点差以上の勝利が必要となる。4―1以上であれば札幌が突破し、3―0の勝利であれば15分ハーフの延長戦を行い、決着しない場合はPK戦。延長戦ではアウェーゴールのルールが適用されない。