コンサドーレ
札幌4年連続のルヴァン杯8強ならず 青木弾で先制も後半追い付かれ
■ルヴァン杯PO第2戦 札幌1-1広島(11日、エディオンスタジアム広島)
4年連続の8強ならず―。北海道コンサドーレ札幌は11日、アウェーで広島とのプレーオフステージ第2戦に臨み、1―1のドロー。前半34分、DF西大伍(34)の右サイドからのクロスを、MF青木亮太(26)がペナルティーエリア内から豪快に先制弾を決めたが、後半42分に同点に追い付かれた。2戦合計は1―4となり、準々決勝進出は果たせなかった。
「逆転してプライムステージへ進みたかった」疲労蓄積で後半失速
奇跡の逆転劇は起こせなかった。MF青木は「逆転してプライムステージへ進みたかった。前半みたいに押し込めれば良かった」と、疲労の蓄積でパフォーマンスが落ちた後半を悔やんだ。
一時は逆転突破も、射程圏に捉えたかに思われた。DF西が3トップの右シャドーで先発。右WBの金子とポジションを入れ替わった前半34分に、右サイドから左足で鋭いボールをゴール前へ送った。青木は「ボールに触って後ろにこぼれてきそうだった」。冷静に胸でワントラップすると、強烈なボレーを叩き込んだ。
チームにとって明るい材料がある。8日の天皇杯で120分フル出場したFW興梠は、次節の川崎戦でリーグ戦出場のめどが立った。2カ月以上時間を要しただけに、期待値は大きい。その他の離脱者も、徐々に復帰の可能性が高い。
青木も公式戦2戦連発と上昇気配なだけに負けてはいられない。「リーグ戦も天皇杯もあるので、しっかりと得点できるように意識してやっていきたい」。ルヴァン杯は敗れたが、へこんでいる時間はない。シーズン後半戦へ、青木もチームも切り替えていくしかない。